↑
↑

KEIAIKAI Columnスレッドリフト(糸リフト)による鼻整形のメリット・デメリット

当院での鼻の整形では、主に以下のご相談が多くを占めます。
(もちろんこれ以外にも「鼻の穴」「左右差」等の相談もあります!)

・鼻を高くする
・鼻先の向きを変える
・小鼻を小さくするといった

そしてこのような鼻の整形において、現在主流となっている施術は以下になります。

・ヒアルロン酸注入(隆鼻術)
・プロテーゼ挿入(隆鼻術・鼻尖形成)
・スレッドリフト(隆鼻術・鼻尖形成・鼻翼縮小など)
・手術(鼻中隔延長法・小鼻縮小・軟骨移植など)

プロテーゼの他にもゴアテックスなど異なる素材を挿入して鼻に変化を出す鼻整形術もありますが、大きく分けると上記4つになるかと思います。

上に挙げた中でも、鼻の整形というと多くの方は「ヒアルロン酸注入」をイメージされるのかと思いますが、当院ではヒアルロン酸による鼻の整形を行っておらず、「スレッドリフト(糸リフト)」を使用した鼻の施術をご提案しております。

一般的な美容クリニックではヒアルロン酸による鼻整形がまだまだ主流のため、診察の際に患者様から、「スレッドを使った鼻整形は何が良いの?」「ヒアルロン酸や手術による鼻整形術との違いは?」というご質問をいただくことが多くあります。

そこで今回は「スレッドリフトで鼻整形をするメリットやデメリット」についてまとめてみたいと思います。

スレッドリフト(糸リフト)による鼻整形のデメリット

多くの方がマイナス点やデメリットを気にされていると思うので、最初にあえてデメリットを紹介します。

1.持続期間が無限ではない(元に戻る)
スレッドリフト(糸リフト)を使った鼻整形術のデメリットは、残念ながら持続期間が一生ものではないという点です。糸で鼻の組織を縛って固定する施術ゆえ、時間が経つにつれて次第に糸が緩んでくるため持続期間は1年~2年程度であることが多いです。一生ものの変化を出したいという際には、半永久的な効果を得ることができる手術(鼻中隔延長法・軟骨移・小鼻縮小など)による鼻整形に軍配があがるでしょう。

ただしスレッドリフト(糸リフト)の特長として、糸を挿入した部分の周辺組織を刺激することでコラーゲン産生を促進するため、内側から肌の引き締め・収縮作用が働き、糸がなくなった後も術前よりも僅かに引き締まった状態になることがしばしばあります。(これは鼻に限らずスレッドリフトによる施術全般でいえることです)

2.劇的な変化は出せない
今の鼻の形から大幅にラインを変えたいという際も、スレッドリフトによる鼻整形はあまりお勧めできません。大きく鼻の組織に変化を与えたい際には、手術で耳介などの軟骨を鼻に移植し、これらの挿入物によって高さ出したり向きを変える必要があります。

スレッドリフト(糸リフト)による鼻整形のリスク・副作用

また、スレッドリフト(糸リフト)による鼻整形における、術後のリスクや副作用についても先にまとめてみたいと思います。

1.術後の鼻へ対する違和感
糸を挿入して鼻のラインに変化を加えるため、術後に鼻が引っ張られているような違和感を生じることがあります。このような症状は、術後の経過と共に少しずつ消えていくことがほとんどです。

2.術後に腫れ、痛み、内出血が生じる
術後の腫れ、赤みは、ほとんどの場合において術後1週間~2週間程度で改善します。内出血が生じた際には色味が消えるまでに2週間ほど掛かりますが、ほとんどのケースで通常の状態に戻ります。なお、術後の腫れ、痛み、内出血といったダウンタイムは、ヒアルロン酸注入やレディエッセ挿入による鼻整形術とほぼ変わらないか、これらよりも短いことが多いです。

3.スレッドが鼻から飛び出る
挿入する際のスレッドの方向や挿入する深さを誤ると、術後にスレッドが皮膚から表に出てしまうリスクが考えられます。ただしこのようなミスは、スレッド挿入経験が少ない医師が挿入方向を見誤って処置を行った際に生じることがほとんどですので、クリニック選びをしっかり行えばこのようなリスクもほぼ回避することはできます。なお、万が一鼻先から飛び出して締まった際には、すぐに鼻からスレッドを抜去し、元の状態に戻すことで感染などのリスクを最小限に抑えることができます。(当院では15年以上前からスレッド治療を行っている他、理事長である私 吉田はアジア各国・日本国内でスレッド治療の講師としても多数の登壇実績を持っており、定期的に私からドクターへ技術研修を行うなど、いずれの院においてもスレッドに対する正確な知識と技術を持つ医師が施術を行っております)

4.糸による感染
鼻に異物(スレッド)を挿入するため、ごく稀ではありますが、挿入部位からばい菌などが入り感染する可能性があります。施術の際に髪の毛を巻き込まないようにする、清潔な環境で施術を行うといったクリニック側の配慮でほぼ防ぐことは出来ますが、可能性としてはありえるため念のため記載します。
なお、万が一感染が生じた際には、糸を速やかに抜去することで症状を改善することができます。吸収糸は溶けてしまうため感染を改善できないといった噂もありますが、感染は施術後数日~数週間程度で起きることがほとんどですので、この段階では糸はまだ溶けておらず、キレイに皮下から抜去することが出来ます。
※なお当院はスレッドリフト治療をはじめて15年程度ですが、現在にいたるまでスレッドによる感染は1件も起きておりません。

当院がそれでもスレッド術を第一選択にする理由

上記でスレッドによる鼻整形術のデメリットやリスクをまとめてみました。このような中で、なぜ当院がヒアルロン酸ではなくスレッドによる鼻整形をおすすめしているかというと、最も知名度があり施術数も多いであろうヒアルロン酸による鼻整形は、注入部位を誤ると、血管塞栓によって皮膚壊死や失明などの可能性があるためです。

「可能性」ですので、ヒアルロン酸を注入すると絶対起きることではもちろんありません。

ただし、皮膚の壊死や失明といった症状が起きてしまった場合、内出血や感染等と異なり再手術などで改善させることが出来ません。綺麗になりたいという思いで整形を行ったのに、一生元に戻せない変化が起きてしまうことを、私たちは最大限避けたいと考えているのです。

スレッドリフト(糸リフト)による鼻整形のメリット

1.手術でしかできない変化を出すことができる
スレッドによる鼻整形術の一番の特長は、挿入方向によって鼻に対して様々な変化を出すことができる点です。「鼻筋を高くする」「小鼻を小さくする」「鼻先の向きを変える」など変化自在で、ご希望にあわせて施術を行うことができます。
特に小鼻を小さくする・鼻先の向きを変えるといった鼻の先端部分については、スレッド以外では手術(鼻中隔延長法・鼻尖縮小など)によってのみ変化を出せる部位で、まれにヒアルロン酸注入による鼻先の整形術を行っているクリニックもありますが、血管塞栓による皮膚組織の壊死等のリスクを考えると、当院ではおすすめはしておりません。手術による鼻整形には抵抗があるという際には、スレッドによる鼻整形をおすすめします。

2.生涯にわたり後遺症として残るようなリスクが限りなく少ない
上のデメリットの説明で述べた通り、もちろん鼻スレッド術にも、感染やスレッドが飛び出るなどのデメリットやリスクはあります。ただしいずれもスレッドを抜去することで改善が見込めるリスクであり、一生後遺症として残ってしまうようなリスクがほぼないため、当院ではスレッドによる鼻整形のみを取り扱っています。

3.ダウンタイムが少ない
スレッドによる鼻整形術は、ダウンタイムが少ない点もメリットです。術後は赤み、腫れなどが多少生じることもありますが、多くの場合は数日程度で改善します。内出血が生じた際には色味が消えるまでに1~2週間ほど掛かります。また傷跡が目立たない点も特徴です。鼻スレッドは鼻先(鼻の穴の上あたり)から挿入しますが、針を挿入した部分に小さな赤みが生じる程度で、メイクで十分に隠すこともできます。

4.1~2年程度で元に戻る
こちらはデメリットでも記載しましたが、実は最近はメリットと感じる方が増えています。
以前は「折角なら半永久的な施術がしたい」という方が多かった美容医療ですが、エイジングケア・若返り治療を除くと、昨今では逆に「期間限定」の施術の需要が高まっていると感じます。その理由としては、美に対するトレンドが変化しやすい時代になっていることが関係しており、特に目元や鼻については、一生ものの施術よりも数年程度で元に戻る施術を希望される方が増えています。例えば目元の場合も、切開法による施術よりも埋没法によって、一時的に幅広二重にしたりと(最近は幅広二重を希望される方もかなり減りましたが…)、世の中のトレンドにあわせて柔軟に変化ができる余力を残した施術が人気になってきていると感じます。

5.自然な仕上がりになる
こちらも最近のトレンドで、手術でしか出せないような大幅な変化ではなく、自然でほんの少しの変化を希望される方がとても増えています。美容医療が身近になった分、コンプレックスを変えたいというよりもメイク感覚でよりよいラインに変えたいという方が増えたのかと思います。なお、実際に施術を行うとわかりますが、ほんの数ミリの変化でも、お顔の印象は大きく変わるため、鼻筋を少しだけ出す、小鼻を少しだけ小さくする、といったスレッドによる鼻整形術で、ほとんどの方が満足してお帰りになっております。

鼻に限ったことではないですが、自由診療である美容医療には100%の正解がありません。、それゆえ医師やクリニックの考え方によって診療方針や治療法は様々であるのが現状です。そのような中で当院は、「出来るだけ患者様の負担を減らしたい」「一生残ってしまうようなリスク・副作用のある施術は取り扱わない」という点を一番のポイントにしている点を、どうか少しでもご理解いただければと思います。

↓↓当院で取り扱っている鼻の糸リフト・スレッドスレッド術はこちらです↓↓
◆Y-KO(ワイコ)
当院がはじめて国内に導入した鼻形成専用のスレッドリフトです。「鼻を高くする」「小鼻を小さくする」「鼻先の向きを変える」など様々な鼻整形に適したスレッドです。

◆テスリフトノーズ
第三世代の新しい鼻形成専用スレッドリフトです。トゲとメッシュを組み合わせた特殊な構造で鼻筋や鼻先の向きや長さを調整することが出来ます。

◆オリジナル鼻スレッド形成術
当院オリジナルの鼻スレッド形成術で、鼻専用スレッド「Y-KO(ワイコ)」と「テスリフトノーズ】を組み合わせたコンビ治療です。鼻筋から鼻先までを、トータルで美しいフォルムに仕上げます。

コラム監修者 吉田 由佳 医療法人敬愛会グループ理事長 専門科:形成外科・美容外科・皮膚科・美容皮膚科

関西医大卒、京都大学形成外科学教室入局後、京都大学附属病院、大阪赤十字病院、済生会中津病院、長浜赤十字病院を経て現在、医療法人敬愛会理事長に。アジア各国、韓国、シンガポールなどでスレッド治療の第一人者としてのべ数百人の美容ドクターの教育に尽力。国内では日本美容外科学会のシンポジストとしてスレッドの臨床発表も行う。スレッドや注入術、マシンなどによる施術を組み合わせ、より解剖的に有益で痛みの少ない低侵襲なエイジングケアの研究・開発を進め続けている。(日本形成外科学会会員・日本美容外科学会会員)