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KEIAIKAI Columnたるみ治療にスレッドリフト(糸リフト)という選択

「いろんな治療法があるけど、どれが自分に合ってるのか分からない」

これは、当院に来られた患者様からよくいただくご質問です。

患者様のおっしゃる通りで、当院では様々な施術を取り扱っていますが、しわ治療・しみ治療・痩身治療など「施術の目的」が同じであるものも多数存在します。

その中でも一番多いと思われるのが、「しわ・たるみ治療」ではないでしょうか。

特に当院はスレッドリフトやレーザーによる「たるみ治療」に力を入れていることもあり、今改めて数えてみたら、しわ・たるみ治療だけで、なんと【42種類】(2022年1月現在)の施術法がありました笑!(多分今後ももっと増えていくと思います^^)

当院の40種を超えるしわ・たるみ治療一覧はこちらです

「どうしてこれだけの施術を取り扱っているのか?」

というと、「たるみを治す」という目的は一緒でも、患者様によってその「原因」が様々であること、そしてもうひとつが、改善後のイメ―ジ(ゴール)が人によってそれぞれであるからです。

もう少し具体的に言うと、

▼たるみの原因は何か?
・脂肪によるたるみ
・余った皮膚によるたるみ
・筋力低下に伴うたるみ

※もちろんこれらが絡み合って複合的に生じてることもあります。

▼たるみ治療のゴールイメ―ジは?
・一度の施術でしっかり治したい
・何度か施術を繰り返してバレないように治したい
・できるだけ長く効果を持続したい
・手軽にライトに改善したい

といった感じでしょうか。。

当院では、こういった一人ひとりのたるみの状況や施術目的にあわせてカスタマイズした施術をご提案しているため、43種類(施術数は今後も増えていく予定です)という施術数になっております。

今回は、沢山ある(ありすぎる笑?)たるみ治療を大きく分類し、それぞれの治療法について特長をまとめてみます。

たるみ治療の4大施術

沢山の治療法があると言いましたが、といっても大別すると以下に分けられるのではないかと思います。

・手術
・注入術
・スレッド
・レーザー

ただ最近は、できるだけ低侵襲(=ダウンタイムや痛みが少ない)の施術が人気で、実際に手術によるたるみ治療を希望される方はかなり数が減っているので、昨今のたるみ治療の主流は注入、レーザー、スレッドの3つといっても問題ないかもしれませんね。

今回は、「どんな症状/どんな時にお勧めか?」という点を「注入術(ヒアルロン酸)」と「スレッドリフト」の2つについて簡単にまとめてみたいと思います。

(全部まとめるととても長くなりそうなので、まずは2つについて書いてみますね…汗)

注入術によるたるみ治療(ヒアルロン酸の場合)

注入術によるたるみ治療には、ヒアルロン酸、ベビーコラーゲン、リジュラン(サーモン注射)などいくつか種類がありますが、最も知名度が高く、実際に施術された経験がある方が多いのは、やはり「ヒアルロン酸」でしょう。

ヒアルロン酸は水分保持機能に長けていることや関節液の主成分であることから、眼科や整形外科の手術などで使用され始めました。その後、美容医療分野にも応用されるようになったのが1990年前後くらいではないでしょうか。

それまでは美容医療のたるみ治療といえばコラーゲン注射がメインでしたが、当時は今のようなヒト由来のコラーゲンではなく牛などヒト以外から採取したコラーゲンを使用していたため、注入後のアレルギー反応がネックでした。

それに対してヒアルロン酸は、もともと体内にある成分のため注入後のアレルギー反応もほとんど起きず、その点が評価されて今日に至るまで多くのクリニックで使用されていす。

○ヒアルロン酸によるたるみ治療のメリット

・スグに効果を実感できる

ヒアルロン酸は、しわやたるみでできた凹みや溝を「埋める」ことで改善する施術のため、術後すぐに効果を実感できます。

・アレルギーがほぼない

上に書いた通り、ヒアルロン酸はもともと身体にある成分なので、身体に入れてもアレルギー反応が起きることはほぼありません。

○ヒアルロン酸によるたるみ治療のデメリット

デメリットは(ヒアルロン酸に限らず)、「どんな治療を求めるか」という患者様のご希望にもよるので少しまとめにくいですが…

・「いかにも」な注入顔になってしまうことも

注入した製剤によって物理的に凹みや溝を消すヒアルロン酸は、注入してスグに効果を実感できる反面、少し「やりすぎ」感が出てしまったり、必要以上にハリが出てしまったりすることもあります。

・しわ消しには向いているもののたるみ消しには力不足?

皮膚の「溝」が原因のしわを消すにはヒアルロン酸注入もアリだと思いますが、脂肪や皮膚によってたるんでしまった部分を持ち上げるには、ヒアルロン酸では満足いく結果を出すのは難しいです。

最近はヒアルロン酸リフト・ボトックスリフトといったリフトアップ風の施術もメーカー発信で登場していますが、これらは「リフトアップ」といいよりも「肌に膨らみを出す」施術なので、痩せ気味の方やコケている頬などにはアリですが、相応に脂肪のある方等の場合、たるみが気になる部位にヒアルロン酸を注入することで、たるみが改善するどころかお顔が大きくなってしまうことがあります。

ヒアルロン酸は凹んだ部分にボリュームを出すことは得意ですが、リフトアップ効果を狙って使用するのは、少し難しいかもしれません。

なお、ヒアルロン酸の他に最近はマイクロボトックスという、ボトックスを皮膚の浅い層に注入して引き締め効果を出す施術も人気です。

ダウンタイムも少なく、術後にハリ・ツヤ感アップといった効果もあるのでお勧めですが、こちらも「たるみ改善!!!」というほどの劇的な効果を求める施術ではないのかなとわたくしは考えております。

美肌効果とあわせて、「心持ち前よりも引き締まったかな?」というごくごくマイルドな引き締め効果をお求めの際におすすめのたるみ治療です。

まとめると、注入術によるしわ・たるみ治療は、こんなところが特長といえると思います。

・ダウンタイムが少なくて手軽にトライできる
・小じわ消しにはお勧めだが、たるみ改善には力不足
・ハリ・ツヤ感アップといった美肌効果も期待できる
・脂肪の付き具合や骨格などによっては逆にお顔が大きくなることも

スレッドリフトによるたるみ治療

スレッドリフトはたるみやしわが気になる部位に糸を挿入して、皮組織を上方向に引きあげる施術です。

スレッドリフトによるたるみ改善効果には二段階があって、

1.皮下組織を糸で持ち上げて引き締める
2.糸が細胞を刺激してコラーゲン産生を促進し、内側からリフトアップする

という効果によって半年から1年程度に渡って効果を実感することができます。

ヒアルロン酸との一番の違いは、「物理的に糸でたるみを引き上げる」という点です。

糸で上方向に引っ張れば、さすがにたるみも引きあがりますよね!!

スレッドリフトもコラーゲン産生効果によって副次的に美肌効果が期待できますが、この治療の主目的は「たるみ改善」「リフトアップ」であり、その引き上げ力はヒアルロン酸とは比較にならないと個人的には思っております。

○スレッドリフトによるたるみ治療のメリット

・とにかく、よく引き上がります!!

たるみを改善する治療の中では、手術に次いで2つ目に挙げられると思います。

ヒアルロン酸やマイクロボトックスは「なんとなく引き締まったかな?」という程度であるのに対して、スレッドリフトは「明らかにシャープになった!」と実感いただけることが当院では9割程度です。

そもそもの目的や程度(どのくらいたるみを改善したいか?)によるため一概にどちらがよいとは言えないですが、「たるみ改善」を主目的にするのであれば、わたくしは断然スレッドリフトをお勧めさせていただきます。

○スレッドリフトによるたるみ治療のデメリット

・細かな調整は得意ではない

たるみ引きあげを得意とするスレッドリフトは、輪郭にシャープさを出すなどのリフトアップを得意としますが、逆にこめかみなどに出来たクボミを改善するといった細かな調整があまり得意ではありません。

こんな時におすすめなのは、スレッドとヒアルロン酸のコンビ治療です。

当院では「選べるスレッドプラン」という施術があり、まさにこのプランがそうなのですが、

①スレッドによって気になるたるみをしっかり改善した後に
②ヒアルロン酸によって輪郭のクボミなどを滑らかなラインに調整する

というセットプランになっています。

注入術もスレッドリフトもそれぞれメリットがあるので、お悩みにあわせてお互いの特長を活かした施術を行うのがベストなのかなと我々は考えています。

…このような感じで、患者様のご要望に細かく応えられる「たるみ治療」を行いたいと思い、施術方法などに様々な工夫や試行錯誤をしていたら、気がついたた時には32種類の施術ラインナップになっていたという次第です…苦笑

どの施術がよいかは、診察の際に実際にお顔を拝見してみないと分からないことがほとんどです。

たるみや脂肪・骨格の状態を確認し、またどの程度までたるみを改善したいかなどご要望も伺った上で医師が一人ひとりに適した施術をご提案しています。

時々メールで返信してほしいというご要望もいただきますが、誤った診察・判断をすることは患者様にとってもプラスになりませんので、ご面倒でも可能であれば一度ご来院いただき、お顔を実際に拝見させていただいた上でお話をさせていただければと考えております。
>当院で取り扱う30種以上の糸リフト・スレッドリフト治療一覧はこちら
>ヒアルロン酸とスレッドのコンビ治療「選べるスレッドプランはこちら」(人気です^^)

コラム監修者 吉田 由佳 医療法人敬愛会グループ理事長 専門科:形成外科・美容外科・皮膚科・美容皮膚科

関西医大卒、京都大学形成外科学教室入局後、京都大学附属病院、大阪赤十字病院、済生会中津病院、長浜赤十字病院を経て現在、医療法人敬愛会理事長に。アジア各国、韓国、シンガポールなどでスレッド治療の第一人者としてのべ数百人の美容ドクターの教育に尽力。国内では日本美容外科学会のシンポジストとしてスレッドの臨床発表も行う。スレッドや注入術、マシンなどによる施術を組み合わせ、より解剖的に有益で痛みの少ない低侵襲なエイジングケアの研究・開発を進め続けている。(日本形成外科学会会員・日本美容外科学会会員)

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