医療法人敬愛会(理事長:吉田 由佳)は、2025年5月23日・24日、米国グアムで開催された「第9回CSAC解剖実習」に講師として登壇いたしました。
■「第9回CSAC解剖実習」開催概要
2025年5月23日・24日、グアム大学 生医科学部研究室にて、美容医療分野における解剖学実習「第9回CSAC解剖実習」が開催されました。本実習は、Cosmetic Surgery Anatomy Course(CSAC)として、国内外の医師が集い、顔面解剖に関する知識を深め、より安全で効果的な美容医療技術の習得を目的に行われるものです。

実習では、特別講義として「11 years of Evolution and Challenge ? The Truth about Thread lifting(11年間の進化と挑戦:スレッドリフトの真実)」をテーマに登壇。講演では、糸リフト(スレッドリフト)の実例を多数紹介しつつ、その有効性と課題について症例をもとに解説しました。

また本講義では、「安価な施術の裏にある“解剖学を学ばない医師による治療”の現状」について現代美容医療の危機として問題提起を行い、「解剖学を理解しないまま行われる糸リフトやヒアルロン酸注入が、果たして本当に安全であるのか?」 という問いかけを通じて、美容外科医・美容皮膚科医に対する解剖学教育の必要性を強く訴えました。